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イギリスのTV特番(?)らしいのですが、外国製の映像ソフトは見かけないので、日本でしか発売されなか
ったのかもしれません。3代目ボンドのロジャー・ムーアが番組進行を務め、過去の作品の名場面集で007 映画の歴史を振り返る趣向で、その合間に「007風の寸劇(ビデオ撮影)」を演じていました。最後には、当 時の最新作「リビング・デイライツ(同月25日に発売)」の映像も紹介されています。 ![]()
ビデオテープ版の発売はありませんでしたが、当時レンタル店向けに置かれた無料貸し出しPRビデオ「ビデ
オマガジンシリーズ」のひとつとして製作されました。本編の内容はLD版と同じですが、VHS版の巻末には 水野晴郎氏と西田和昭氏の「シベ超コンビ(笑)」のコメント映像(約4分)が入っていて、007映画の簡単な 歴史や、当時の新作ビデオ「リビング・デイライツ」のPRも行っています。西田氏の「歴代ボンドでは誰が一 番良いですか?」の問いに、「ショーン・コネリーとはゴルフをしたから・・・」と水野氏が答えるところが笑え ました(^^) TV放映版 ![]() ![]()
国内で「リビング・デイライツ」が公開される直前の1987年11月28日に放送されたテレビ版は、時間の尺の
都合上で正味43分程度の短縮版の放送でしたが、以下のような特色がありました。
@ナレーション、進行部の寸劇が日本語吹き替えである(ロジャー・ムーアの吹き替えは、TBS放送版で御
馴染みの広川太一郎氏が担当)。
ALD版では最後にある「リビング・デイライツ」は、映画シーンのダイジェストのみだったが、TV版は4代目
ボンドのティモシー・ダルトンのインタビュー(吹き替えは小川真司氏)や、撮影風景が入っている全く別の 映像であった(約3分)。
B上記の撮影風景には、本編でカットされた「絨毯による脱出シーン」の一部もある。
特筆すべきはティモシー・ダルトンの吹き替えが、この時点で小川真司氏に決まっていたことでしょう。実際
TBSで初放映された「リビング・デイライツ」や「消されたライセンス」は、小川氏によるものでした。映画の公 開前にTV放送の声優が予定されているなんて、たいへん稀有な例です。
ティモシー・ダルトンのインタビュー内容
「彼(ジェームズ・ボンド)は男女を問わず、みんなの夢を実現してくれる男なんです。それが長所か欠点かの議論
は別として、酒に強くヘビースモーカーで乱暴な運転はお得意、ロマンス大好き。情報部員ですから真剣に恋するこ とは許されませんが、彼だって生身の人間ですからね。男の本性が顔を出すはずなんです。美人を相手にうっかり 弱みをさらけだすときも、そりゃあるはずです。私はイアン・フレミングの愛読者なんで、自分なりのジェームズ・ボン ド像を彼の本から、かなり鮮明に作り上げていました。ボンドは入り組んだ性格の持ち主で、いつも生死の境ギリギ リのところで生きているんです。いつ殺されるかという恐怖に常に取り囲まれています。」
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