007v-labo

ネバーセイ・ネバーアゲイン
1983年
(初見 1983年 ロードショーにて)
「サンダーボール作戦(1964年)」のリメイクとして有名な作品ですが、作品世界の雰囲気はかなり違うので
別物として十分楽しめます。また、「カジノロワイヤル(1967年)」と同じく番外編扱いですが、正統派アクシ
ョン巨編となっています。イオンプロの作品と違って、英国情報部はたいへんな資金不足ということで、施設
等がたいへん地味に描かれていて、敵側のスペクターがイオンプロ作品では見るからにギャング然としたキ
ャラクター描写だったのが、首領のブロフェルドを始め会議の出席者が普段はまともな社会人を装っていそう
な、とりたてて特徴の無い人物で構成されています。ショーン・コネリーのボンド役は「昔取った杵柄」なの
で申し分無いのですが、「ジェームズ・ボンドのテーマ」がかからない007映画というものには違和感を感じ
ざるを得ません。イオンプロの「オクトパシー」と同年の公開も話題を呼びましたが、その後も映画化権を持
つケビン・マクローリーが再々映画化企画を出す度にイオンプロ側が火消しに回るという場外乱闘が続きま
した^^;

北米盤レーザーディスク

Waner HOME VIDEO
発売1984年頃
品番 11337LV
シングルジャケット
2枚組 CLV3面(134分)
実測時間合計(133分45秒)
テレビサイズ
アナログ音声・ステレオ
39.95$
国内盤ではイオンプロ作品の発売がワーナーなので、同じデザインのジャケットが興味深いです。



Waner HOME VIDEO
発売1993年頃
品番 11337
シングルジャケット
2枚組 CLV3面(134分)
チャプター数 30箇所
実測時間合計(133分36秒)
テレビサイズ
デジタル音声・ステレオ
ドルビーサラウンド
39.98$
2回目の発売ですが、デジタルサウンド仕様であることと、チャプターが付加されました。画面はテレビサイ
ズのままです。



Waner HOME VIDEO
発売1995年頃
品番 14160
シングルジャケット
2枚組 SIDE1&2CLV、SIDE3CAV(134分)
チャプター数 41箇所
実測時間合計(133分46秒)
ビスタサイズ予告編付き(1分25秒)
シネマスコープサイズ
デジタル音声・ステレオ
ドルビーサラウンド
39.98$
国内盤のイオンプロ作品のノートリミング版が出揃った頃に、米国でようやく発売されたノートリミング版で
す。国内盤はすでに廃盤となっていたので、多少は需要があったかもしれません。


国内盤レーザーディスク

発売元 ヘラルド・エンタープライズ株式会社
販売元 パイオニアLDC株式会社
発売1984年2月1日
品番 FY084-35HD
ダブルジャケット
2枚組 CLV3面(134分)
実測時間合計(133分33秒)
シネマスコープサイズ(※下記説明文参照)
アナログ音声・ステレオ
解説 水野晴郎(ジャケット裏)
日野康一(ジャケット見開き)
9800円
前年の冬に公開された映画が翌年の2月に発売されるというのは、現在のリリースシフトを考え合わせて
も、非常に稀な最速発売です。VTRテープも「ヘラルド・ポニー」と「東芝映像ソフト」の2社から発売されたこ
とも異例と言えます。また、字幕が画面右側に縦に表示され、手書き風の書体であるところも変わっていま
す。消費税が施行された頃には廃盤になったようで、DVDが発売されるまでは長らく購入して見ることが出
来ませんでした。

※ジャケット裏に「この作品は、劇場公開版(シネマスコープ)を完全収録したものです」とありますが、実際
に見てみるとビスタサイズ程度にしか見えません。後年発売された北米盤LDやDVDと比較してみたとこ
ろ、画面の一部は若干トリミングされているものの、スクイーズ画面に近い縦長の収録であることが分かり
ました。ワイドテレビの「オートワイド」機能で引き伸ばせば、シネスコサイズに近い形で見ることが出来るよ
うです。

画像左が国内盤LD

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