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カジノ・ロワイヤル(2006)北米盤DVDカットシーン


画像左が北米盤フルスクリーン(TVサイズ)のジャケット
カジノロワイヤルのDVDは国内盤はノーカット収録ですが、北米盤はレイティングPG-13に適用させるため
に格闘シーンの一部が削除されています。国内盤のトータルタイムは2時間24分25秒、北米盤は2時間2
4分14秒と約10秒の差があります。各削除シーンはほとんどが1秒にも満たないものが多く、かなり細か
くカットされています。
◎カットシーン(時間は国内盤DVDでの表記時間)
●冒頭のトイレでの男との格闘シーン

2:01
ボンドが男の顔にトイレのドアをぶつける

2:05
二人とも床に倒れた後、立ち上がりざまボンドが男を蹴るシーンの一部

2:41
洗面所でボンドが男の首を締め上げた際に、男が悲鳴を上げるシーン

●ホテルの非常口階段でのウガンダの反政府組織のリーダーとその部下との格闘シーン

1:19:57
部下が手すりから落下して、最下層床に落下してたたきつけられるシーン

1:20:01
反政府組織リーダーが踊り場で窓ガラスに頭を突っ込み、割れるシーン

1:20:08
転んだ反政府組織リーダーが、ヴェスパーの足を掴もうとするシーン

1:20:36
ヴェスパーがドアを開けようとするシーンのあと、ボンドが反政府組織リーダーに足蹴りを浴びせるシーン

1:20:53〜1:21:27
最下層の床でボンドが反政府組織リーダーの首を絞め殺すシーンで、リーダーが苦悶する顔や足をバタつ
かせるショットがいくつか省かれている。

1:21:29
死体となった反政府組織リーダーの顔のアップ

フルスクリーンとワイドスクリーンの比較
日本国内では1998年に初めて007作品のDVDが発売されましたが、収録作品については全てオリジナル
の画面サイズのワイドスクリーンで発売されました。一方、北米ではワイドテレビの普及率が日本ほど高く
はないという事情から、国内ではワーナーホームビデオから発売された「ドクター・ノオ」「ロシアより愛をこめ
て」「ゴールドフィンガー」「私を愛したスパイ」「ムーンレイカー」「ゴールデンアイ」「トゥモロー・ネバー・ダイ」
の7作品の北米盤は、「ワイド&フルスクリーン(TVサイズ)」の両サイズ収録でした。後年全作品が発売さ
れた「特別編」は、特典映像が多いため両サイズ収録は見送られたようですが、「ダイ・アナザー・デイ」で
はワイドとフルスクリーンが別々に発売されました。「カジノ・ロワイヤル」でも同じように両バージョンが発売
されたのですが、今回国内盤とのカットシーン比較のためTVの2画面機能を使用して見ていたところ、シー
ンによってはTVサイズの方が画面の上下で映っている映像内容に差が大きいところがありました。そのほ
とんどが人物の映っていない風景やPC画面等です。映画全体またはシーンよって、元々の撮影サイズが
「スーパー35」のようなスタンダード画面から上映用作品、ビデオDVD等のソフト製作の際に適宜画面のトリ
ミングを決めているのかもしれません。

※注意 左が北米盤フルスクリーン(TVサイズ)、右が国内盤ワイドスクリーン
2画面表示の際、右のワイドスクリーン映像は縦伸ばし気味に映ります。


ル・シッフルのPCに映されたニュース画面

Mの登場シーン直前に映るウエストミンスター宮殿の外観

MI6のPCに表示される新型航空機お披露目の記事

カジノでのテーブル(こちらはワイドのほうが情報量は多い

カジノでのテーブル(こちらはワイドのほうが情報量は多い

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